竹筒トラップとは

・    竹筒ハチ類を調べる方法が、「竹筒トラップ」とか「営巣トラップ」と呼ばれるものです。花粉媒介するハナバチを利用する目的でも使われてきました。    

・    20cm程度に切った、内径5~20mmくらいの竹やヨシを組んで作ります。ハチの種によって好みの太さが違うので、いろいろな太さの竹筒を混ぜたほうがたくさんの種が営巣します。竹筒を束ねるやり方や、「すだれ」のように並べるやり方がありますが、営巣するハチの種はそれほど変わらないようです。    

・    森林では樹の幹にしばり付けます。人家周辺であれば、屋根の軒下など雨が当たりにくい場所に設置するとよいでしょう。    
・    ハチの種類構成を調べるには、春に設置し、活動の終わる秋・冬に回収するのが普通です。
竹筒を割って蛹や繭を取り出し、そこから成虫を羽化させて種名を調べます。    



円筒状に束ねたタイプ
すだれ状のタイプ
野外の小屋に設置

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