和名:スギ赤枯病 |
学名:(病原菌)Cercospora sequoiae Ellis et Everhart |
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説明 苗木の針葉や緑枝、緑色主軸に発生し、壊死部は褐色~暗褐色を呈する。病針葉上に濃緑色すすかび状の微細な菌体(分生子塊)がみられる。緑色主軸の針葉や小枝の基部に壊死斑(胴枯型病斑)を形成し、スギ溝腐病の原因になる。品種によって感受性の程度に大きな差異が認められる。病原は糸状菌の一種で不完全菌類に属する。病針葉上に形成された分生子が風雨によって伝搬するため、梅雨期と台風期が感染適期となる。海外からの侵入病害とされ全国的に蔓延したが、薬剤防除法の確立によって現在は抑えられている。防除法としては薬剤散布は卓効を示し、また苗畑ではスギの生垣は避ける、罹病苗を除去する等の衛生処置も有効である。 |