和名:スギノアカネトラカミキリ |
学名:Anaglyptus subfasciatus Pic |
コウチュウ目カミキリムシ科 |
分布:北海道の道南部・茨城県・山梨県を除く本州・愛媛県・高知県 |
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説明 幼虫がスギ・ヒノキ等の樹幹を食害し、「とびくされ」と呼ばれる材の変色・腐朽を引き起こし、材価を下げる。成虫の体長は6.5~14mm、老熟幼虫の体長は20~25mm。1世代には早くて2年、寒冷地方では4~5年かかるとされている。成虫は、春遅くに出現し、立木に付着している枯れ枝の粗皮下に産卵する。幼虫は枯れ枝内を食い進み樹幹に到達すると、節の周りを食害する。食害部に菌が侵入して「とびくされ」となる。老熟幼虫は再び枯れ枝に戻り、夏~秋に蛹化・羽化するが、そのまま越冬して翌春脱出する。防除:産卵場所である枯れ枝を落としたり、成虫の誘殺トラップを使用する。最近このトラップと性フェロモンを併用することにより捕殺効率を上げることができている。 |