森林生物 シロスジカミキリ



更新日:2020/03/25
和名:シロスジカミキリ
学名:Batocera lineolata Chevrolat
    コウチュウ目カミキリムシ科
分布:本州・四国・九州・佐渡・対島・壱岐・奄美大島・徳之島など。
説明
成虫の体長45~70mm。日本産カミキリ類で最大級の種の一つ。多くの広葉樹を加害するが、シイ・カシ類、クリ、ナシ、ポプラなどの被害がよく目に付く。成虫は5~8月に、樹皮に噛み後を付けて産卵する。孵化した幼虫は材内を摂食し、多量の木屑を排出する。産卵から4年目の初夏に羽化する。同一木が毎年被害を受けると、木が衰弱したり腐朽菌が侵入しやすくなるため枯損の原因となる。防除としては、樹幹の被覆による産卵予防やMEPなど薬剤の塗布がある。
                       
シロスジカミキリ雌成虫(左)と被害材断面(右) シロスジカミキリの被害で折れた木

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