和名:ゴマダラカミキリ |
学名:Anoplophora marasiaca Thomson |
コウチュウ目カミキリムシ科 |
分布:日本全土・台湾・朝鮮・中国・マレーシア |
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説明 幼虫が、柑橘園の蜜柑類、ポプラ類、ヤナギ類、ハンノキ類、カエデ類、シラカバなどの庭園樹や街路樹のほか、スギ造林木へ穿孔し、被害を与える。成虫の体長は24~35mm。雄は雌に比べて体長に対する触角の長さが長い。老熟幼虫の体長は、45~60mm。1年あるいは2年に1回発生。成虫は、関東地方では6月下旬から7月上旬にかけて脱出する。雌雄成虫とも加害樹の枝の樹皮を摂食して性成熟する。雌成虫は樹幹表面に付けた噛み傷(産卵痕)に産卵管を差し込み産卵する。幼虫は樹皮下および材内を食害する。このため、木の枯損や折損がおこる。幼虫で越冬後、翌年あるいは翌々年に成虫となる。防除法として成虫に対する薬剤散布、産卵防止のための樹幹下部へのトタン巻きなどがある。 |