森林生物 コニディオボルス コロナトゥス



更新日:2025/03/18
和名:コニディオボルス コロナトゥス
学名:Conidiobolus coronatus (Costantin) A.Batko
    
分布:全世界的
説明
ハエカビ目アンキリステス科に属する。土壌から最もよく分離される昆虫疫病菌である。アブラムシ、カ、アリ、シロアリなどに感染する。胞子は約30μmのほぼ球形で、一つの乳頭状突起をもつ。能動的に射出された胞子は90分から2時間程度で発芽する。寄主以外の表面では胞子が直接次の胞子を作り(2次胞子)、射出が3次、4次と繰り返される。この時、胞子は徐々に小型化する。さらに悪環境では、細胞壁が厚く表面が絨毛状の突起で覆われたvillose conidia(ビロースコニディア)と呼ばれる休眠胞子を形成する。
           
Conidiobolus colonatusの射出直後の胞子と発芽中の胞子

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