和名:コナサナギタケ |
学名:Cordyceps farinosa (Holmsk.) Kepler, B. Shrestha & Spatafora |
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分布:日本、アジア、オセアニア、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ |
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説明 硬化病菌類の一種。鱗翅目、鞘翅目など各種昆虫に寄生する比較的普通種。罹病虫は白ないし黄色の菌糸におおわれ、しばしば分生子柄束を伸ばす。ハナサナギタケに似るが、分生子柄束はほとんど分岐しない。分生子は純白、短い紡錘形からレモン形、2–3×1–1.8μm、コロニー裏面は淡黄色から鮮黄色。かつて本菌はIsaria farinosa, Paeciomyces farinosusと呼ばれていた。ただし、日本の古い教科書では、黄きょう病菌の学名としてIsaria farinosaを使用しているが、黄きょう病菌という名称はほとんどの場合現在のBeauveria bassianaを指しているので注意を要する。 |