和名:コウモリガ |
学名:Endoclyta excrescens Butler |
チョウ目コウモリガ科 |
分布:北海道・本州・四国・対馬・屋久島・シベリア・中国 |
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説明 幼虫の寄主範囲は広く、キリなどの各種広葉樹やスギ造林木へも穿孔して被害を与える。成虫の開張は45~110mm、老熟幼虫の体長は45~80mm。1年あるいは2年に1回発生。成虫は秋に羽化し、雄は雌を誘うために黄昏時に林縁部などを8の字状に飛翔する。卵で越冬後、翌春孵化した幼虫は地表に接した植物を摂食するが、ある程度発育すると草本や木本植物の茎や幹に穿孔し、発育に伴い穿孔場所を下方に移動していく。このため、穿孔部から先の枯損や折損のほか、樹幹部の傷は材価を下げる。穿孔部に木くずと虫糞を糸でつづった蓋を付けるのが特徴的である。防除:地表生活している若齢幼虫に対して薬剤を散布、樹幹への穿孔防ぐため樹幹下部2m程度まで薬剤を散布する。 |