和名:クワカミキリ |
学名:Apriona japonica Thomson |
コウチュウ目カミキリムシ科 |
分布:本州・四国・九州・伊豆大島・新島・三宅島 |
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説明 幼虫が、クワ、イチジクのほか、ポプラ、ブナなどの植林木、ケヤキ、カエデ類などの街路樹や庭園木などにも穿孔し、被害を与える。2年あるいは3年に1回発生。成虫の体長は36~45mm。老熟幼虫の体長は60~70mm。成虫は、関東地方では6~7月に脱出する。卵は枝や幹の先の方に産まれ、幼虫は樹皮下および材内を、まずは樹幹方向に、樹幹では下方に向かって穿孔する。このため、幼虫の摂食部位より先端が枯損、折損する。樹幹表面の所々に木くずや虫糞を外部へ排出するための小さな穴を開けるのが特徴的である。幼虫で越冬後、老熟幼虫は春になって蛹化する。防除:産卵部位が枝先であるため、適期の枝打ちが効果的である。穿孔中の幼虫に対しては、木くずの出ている穴から薬剤を注入する。 |