森林生物 キボシアシナガバチ



更新日:2020/03/25
和名:キボシアシナガバチ
学名:Polistes nipponensis Pérez
    ハチ目スズメバチ科
分布:北海道(札幌,奥尻島)・本州・佐渡・四国・九州・屋久島・沖縄本島・屋我地島・久米島など
説明
体長は約12~18mm。体色は黒色で斑紋の大部分が赤褐色である。コアシナガバチとよく混同されるが、本種の腹部第2節以下には黄紋がない。巣は黄褐色で、繭のふたは育室から数mmほど突出し鮮黄色である。営巣規模は小さく、働きバチ数は多くて約20匹ほど。育室数は通常100以下。低山地から山地に分布し、樹木の枝や葉裏に営巣する。樹高が低いスギなどの植林地では密度が高くなることがある。最近の研究により、従来の学名(Polistes mandarinus)が訂正された。
                       
キボシアシナガ成虫(左雌,右雄) キボシアシナガバチの巣

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