和名:キイロスズメバチ(=ケブカスズメバチ) |
学名:Vespa simillima Smith |
ハチ目スズメバチ科 |
分布:北海道・本州・四国・九州・佐渡・対馬・屋久島 |
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説明 女王の体長25~28mm。働きバチの体長18-24mm。日本で最も普通なスズメバチ類のひとつ。近年都市部での営巣が注目されるが、本来は里山や疎林、林縁部などに生息。日本産スズメバチ属で最大の営巣規模を誇る。成熟巣の平均育室数は北海道で平均約2000、本州西南部で約6000。攻撃性はかなり強い。閉鎖空間(巣箱、壁の間など)になされることが多いが、巣が収まりきらなくなると近くの広い空間(軒先、樹枝など)に引っ越して新しい巣を作ることが多い。こうした開放空間で見つかる巣は、ほとんどが7月末以降に新設された引越巣である。引越はミツバチの分封とは異なり、女王を含むすべての個体が新しい巣に移動し、旧巣は空になる。
北海道産は亜種simillima Smith、本州以南産は亜種xanthoptera Cameronとして扱われることがある。 |