和名:カシノナガキクイムシ |
学名:Platypus quercivorus (Murayama) |
コウチュウ目ナガキクイムシ科 |
分布:本州・四国・九州・伊豆三宅島・奄美大島・沖縄本島 |
|
説明 成虫の体長4~5mm。多くの樹種に穿孔するが、主にブナ科のコナラ、ミズナラ、アカガシ、ウラジロガシ、マテバシイなどの生立木を好む。アタックのピークは初夏。最初にオスが穿孔し、後にメスが入る。一夫一婦制。年輪に沿った弧状の坑道が縦に連なる複雑な坑道を掘り、ここで特殊な共生菌(アンブロシア菌)を栽培して幼虫を育てる。本州での被害は主に日本海側、九州では鹿児島県と宮崎県に限定される。近年各地で生じているコナラ、ミズナラの集団枯損には本種が運ぶ病原菌が関与しているという。 |