森林生物 アケビコノハ



更新日:2020/03/18
和名:アケビコノハ
学名:Adris tyrannus  Guenee
    チョウ目ヤガ科
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄本島・石垣島・西表島・中国・台湾・マレーシア・インド
説明
成虫は開張95~100mm。幼虫の体長は75mm程度で円筒形だが、腹部前方を上方に湾曲させて頭部を下方に曲げ、尾端を高く持ち上げる独特の姿勢で静止している。幼虫は全体に暗橙褐色で、第二、第三腹節の側方に大きな丸い模様(眼状紋)がある。特に前方の模様は「目」そのものであり、独特の静止姿勢とあいまって、体の前半全体が巨大な頭部であるかのように見える。成虫で越冬し、7~8月に新成虫が見られる。幼虫はムベ、アケビなどの葉を食べるが、成虫はナシ、モモなど様々な果実に口吻を刺して吸汁し害を与える。
           
ムベ上のアケビコノハ幼虫

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