森林生物 エノキトガリタマバエ



更新日:2020/03/18
和名:エノキトガリタマバエ
学名:Celticecis japonica  Yukawa et Tsuda
    ハエ目タマバエ科
分布:本州・四国・九州
説明
成虫の体長は約4mm。エノキやエゾエノキの葉や葉柄、新梢などに円錐形の虫こぶ(エノキハトガリタマフシ)を形成する。虫こぶの最大直径は2~5mm、高さは3~10mmであり、各々の虫こぶには幼虫が1匹ずつ入っている。年1世代で、成虫は3~4月に羽化し、エノキの新芽付近に産卵する。5月下旬頃までに幼虫と虫こぶは成熟し、成熟した虫こぶは落下する。幼虫は地上に落下した虫こぶの中で翌春まで過ごして蛹になる。各地で最も普通に見られる虫こぶの一つである。
                       
葉裏に形成されたエノキトガリタマバエの虫こぶ(エノキハトガリタマフシ) 虫こぶ内のエノキトガリタマバエ幼虫

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