和名:ドクガ |
学名:Euproctis subflava Bremer |
チョウ目ドクガ科 |
分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・東南シベリア・朝鮮半島・中国大陸 |
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説明 成虫は開長、雄25~33mm、雌37~42mmで黄色に褐色の帯状斑をもつ蛾。終齢幼虫は、体長約40mm、黒色で側面と背面にオレンジ色の斑紋がある。年1化、成虫は6~7月頃発生、幼虫は夏にふ化して集団で摂食、10齢内外を経過して落葉下などで越冬、翌年4月頃から再び新芽を食害し、13~17齢で老熟して単独生活をする。食樹はサクラ、ウメ、バラ、クヌギ、カキなど多種にわたる。毒針毛をもち、触れると発疹と激しいかゆみを起こす。幼虫の毒針毛は脱皮殻、繭、蛹、成虫、卵にも付着しており、これらに触れることも危険であるとともに、灯火に飛来した成虫がまき散らした毛でも被害が起こる。本種による食害は5~6月頃が多いが、食葉性害虫である以上に衛生害虫としての問題の方が大きい。 |