和名:オナガキバチ |
学名:Xeris spectrum spectrum Linnaeus |
ハチ目キバチ科 |
分布:沖縄県を除く日本全土・台湾 |
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説明 加害種は広くスギ、ヒノキ、サワラ、アカマツ、クロマツ、モミ、トドマツ、エゾマツ等である。雌成虫は体長13~30mm(産卵管を除く)、体色はほぼ黒色で、脚の基節を除く部分と産卵管と基半が黄色である。雄は体長10~25mmで体色は雌とほぼ同じだが、脚はは大部分が黒色である。幼虫は円筒型、乳白色をしており老熟幼虫で体長約17mmである。1年で1世代が普通であるが、2年、3年を要するものもある。成虫は4月中旬から9月下旬までの長期にわたり出現する。対象木の樹幹に産卵管を挿入し、1産卵孔に2~3個を産む。孵化幼虫は木部に坑道をほり成長する。本種はAmylostereum属の共生菌を保持していないので、材内に変色を生じない。 |