森林生物 クロツバメ



更新日:2022/06/09
和名:クロツバメ
学名:Histia flabellicornis  (Fabricius)
    チョウ目マダラガ科
分布:琉球列島・台湾・中国南部・東南アジアに広く分布。
説明
日本産は八重山諸島亜種 H. f. azurea Inoue, 1992、沖縄本島・宮古島亜種 H. f. atrovirens Inoue, 1992、奄美大島亜種 H. f. obsoleta Inoue, 1992に分かれる。台湾産は H. f. ultima Hering。成虫は昼飛性で、夜間燈火に集まることはない。後翅内側は青緑色の金属光沢に輝いており、シックな美しさがある。幼虫はアカギBischofia javanica (トウダイグサ科Euphorbiaceae)のみを食樹とし、年数回発生する。本種はしばしば大発生するが、アカギの大木は、沖縄県では天然記念物になっている場合があるし、しばしば庭園樹や街路樹としてアカギが用いられるので、害虫としてとりあげられる。しかし、大発生は長く続かず、寄生蜂と病気によって数世代で終了する。また、アカギは強い木であり失葉により枯れることはない(枝枯れ程度はある)。従って、防除の必要はない。
                       
クロツバメ成虫 クロツバメ幼虫

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