和名:ヒノキ漏脂病 |
学名:(病原菌)Cistella japonica Suto et Kobayashi |
|
分布:東北、北陸地方を中心にわが国の北東部に多い。 |
|
説明 ヒノキ、ヒノキアスナロ(アテ、ヒバ)に発生する。多年にわたって樹幹より多量の樹脂を流下する。症状が進むと多量の樹脂の滲出にともなう部分的な肥大成長の低下、さらには形成層の壊死により、幹が扁平化あるいは陥没する。樹脂の流出は樹齢15~25年くらいが最も活発である。病原は糸状菌の一種で子のう菌類に属する。小さなきのこ状の子実体(子のう盤)を樹幹表面に生じる。伝染経路や発生誘因については不明であるが、スギの適地への植栽を避けるのが望ましいとされている。 |