森林生物 ヒノキ暗色枝枯病



更新日:2017/10/18
和名:ヒノキ暗色枝枯病
学名:(病原菌)Botryosphaeria sp. 
    
分布:
説明
病原菌はスギ・ヒノキ暗色枝枯病菌Guignardia cryptomeriaeとは別で、ヒノキにのみ発生する。乾燥に伴って集団的な、下枝からの枯れ上がり、枯損被害を起こす。しばしばG. cryptomeriaeによるスギ・ヒノキ暗色枝枯病と同じ林分に発生する。主に成木に発生するが、幼齢木に認められる場合もある。病原は糸状菌の一種で子のう菌に属するが、不完全世代は見つかっていない。枝枯部に子のう殻を形成し、大型の子のう胞子を生じる。
                       
枯れ上がり症状 病原菌の子のう殻(胞子の入れ物)。内部の袋状のものが子のうで,その中に8個の子のう胞子が形成される。

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