森林生物 ニホンジカ



更新日:2020/03/25
和名:ニホンジカ
学名:Cervus nippon 
    ウシ目シカ科
分布:北海道・本州・四国・九州(一部の島嶼を含む)
説明
日本の山地に広く分布する。とくに森林と草原の混ざった環境を好む。交尾期には優勢なオスがメスを囲い込んでハーレムを作るが、それ以外の季節は主に母子が群れを作り、オスは単独で行動する。繁殖力が高く、好適な環境では急速に個体数が増加する。完全な草食性である。現在最も被害面積の大きい林業害獣であり、ヒノキ・スギをはじめ多くの造林木を食害する。主な被害形態は枝葉摂食と樹幹剥皮である。自然林における樹木の剥皮や希少植物の摂食など、自然植生への過度の影響も問題視されている。そのため、シカ柵、忌避剤などの防除策が講じられているほか、北海道や岩手県では計画的な個体群管理が進められている。
                                   
ニホンジカ ニホンジカ分布図 獣害統計

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