森林生物 ニホンイノシシ



更新日:2020/03/18
和名:ニホンイノシシ
学名:Sus scrofa leucomystax 
    ウシ目イノシシ科
分布:本州・四国・九州・淡路島に、リュウキュウイノシシ(S. s. riukiuanus)が奄美大島・徳之島・沖縄島・石垣島・西表島に分布している
説明
本亜種が属する偶蹄目は、最も繁栄している動物群であり、イノシシ科、ラクダ科およびウシ科などに大別される。地上性で、よく走ることができ、前後肢とも、2または4の偶数本の指があり、第1指がなく、第2、5指が側蹄となっている。体重は第3、4指に均等にかかり、この両指が発達して蹄となっている。ニホンイノシシは、ユーラシアに広く分布するイノシシの亜種として扱われる。積雪の大井地方には生息せず、太平洋側の関東、東海と、比較的温暖な中国、近畿、指置く、九州に広く分布している。がっしりした身体を有し、毛衣は褐色もしくは暗黒色、鼻の先端は円盤状となりいわゆる鼻境を呈する。尾が長く、耳介は小さい。体重は成獣雄で50~150Kg、雌で35~110Kgと、地域変異が大きい。タケノコなどへの食害が顕著である。

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