森林生物 ニホンアカガエル



更新日:2022/06/10
和名:ニホンアカガエル
学名:Rana japonca 
    カエル目
分布:本州・四国・九州などに分布する固有種。
説明
平地性のアカガエルで、暖地の水田には本種が多く、寒冷地ではヤマアカガエルが多い。多くの場所で両種は混棲する。産卵は早春に水田や湿原などになされる。成体は、水田の周辺の草地にも普通に見られるが、山沿いの水田では周辺の林地にも奥深くはいって森林内で産卵期以外を過ごす。水田から遠く離れた場所にも見られ、移動力は大きいと考えられる。区別点:本土で同所的に発見される良く似た種類は、ヤマアカガエル、タゴガエル、ナガレタゴガエルである。本種では、目から鼓膜の上を通り、体側を通って足の付け根にいたる細長い隆起(背側腺)はまっすぐで、太い。ヤマアカガエルやタゴガエル、ナガレタゴガエルは鼓膜のすぐ後ろで内側に彎曲する。また、本種はのどが白いか、赤い斑紋があるが、ヤマアカガエルでは黒斑が、タゴガエルでは細かい暗色の斑紋があることが多い。鳴き声:キャッキャキャ・・と鳴くが小さい声。
                       
ニホンアカガエル成体 ニホンアカガエル卵塊

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