更新日:2021/11/12

アジアキタドロバチ 体は黒色。頭盾、複眼内側の下方、前胸の前方、腹部第1、2節などに黄色紋がある。大きな肩板(翅の付け根にある半円形の板)の後端は、内側にある亜肩板の後端を超える。キバガ類など小型のガ類幼虫を狩る。日本には同属のアトボシキタドロバチ(腹部第6背板に黄紋がある)もいるが、草本の髄部に穴を掘る掘孔性で、竹筒トラップには営巣しにくい。いずれの種もメス成虫は特殊なダニ室を体に持ち、特定のダニと共生する。

関連生物
アジアキタドロバチヤドリコナダニと共生する。
Allodynerus mandschuricus Blüthgen, 1953
スズメバチ科
キタドロバチ属

体長 メス 10 mm オス 10 mm
分布 本州(中部)、四国、九州



メス背面 メス側面
標本産地: 京都府 メス正面

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